マサカリ投法 ~村田兆治~
こんにちは。
目白バイオインプラントセンター・田中歯科クリニック
の田中宏和です。
先日、プロ野球が開幕しましたが
ロッテ VS 楽天 戦で始球式を務めた村田兆治元投手
が131km/h を記録したのには驚きました。
もう66歳なのに・・ですよ!
現役時代から大好きな投手でファンでした。
当時、スピードガンはなかったのですが
全盛期は150km/hを優に超えていただろうストレート
と人並み外れた長い指で生み出すフォークボールの
落差はすさまじくパ・リーグの強打者たちから
バッタバッタと三振を取っていく姿は圧巻でしたね。
尤も当時、パ・リーグは今ほど人気もなく
テレビ中継もほとんど行われなかったので
私が映像で目にできる機会は深夜のプロ野球ニュース
のみでしたね。。
これがどうしても見たくて頑張って起きていたものです。笑
「マサカリ投法」で知られた村田兆治・・・
プロ生涯、ロッテ・オリオンズ一筋で
通算215勝をあげた名球会メンバーです。
当時、プロスポーツ選手は「メスを入れたら終わり」
と云われていた時代に肘の手術を行い
見事に復活した時は私も涙が出たものです。。
人気のないパ・リーグに嫌気がさし
セ・リーグの人気球団へ移籍を希望したことが
何度かありましたが、結局叶いませんでした。
今の制度であれば、「国内FA」であれば原則8シーズン、
「海外FA」であれば9シーズンの出場選手登録日数が
あれば、移籍もできるはずなのに・・・
もっと言えば、1947年から1975年までは
「10年選手制度」があり、10年所属し、
それなりの実績をあげた選手には移籍の権利が
認められていた時代もありました。
国鉄スワローズから晩年、巨人に移って400勝を
達成した金田正一さんなどがこの恩恵を受けていますね。
このちょうど狭間の時代・・・村田投手はツイてなかった
ですよね~
こういった村田兆治の「意地」のようなプライドを
この始球式の球速に感じるのは私だけでは
ないと思います。
その武骨な性格から「昭和生まれの明治男」と称される
男のかっこいい生き様・・・
もちろん66歳で節制をしてトレーニングを積んでいる
だろう姿勢には頭が下がりますし、ファンとしては
いつまでも往年の姿が見られて嬉しい限りです。
プロ野球OB戦に出ても全力疾走しない原や落合や
江川など(もっともケガが怖いのでしょうが・・)
少し見習ってほしいな・・・と思いますね。。
え! わたしも?? 笑