こんにちは。
目白バイオインプラントセンター・田中歯科クリニック
の田中宏和です。
先日の中学の同窓会で、M君と31年振りに再会した時に
交わした会話・・・
「田中、そう言えば歯医者なんだって?」
「おう、そうだよ」
「実はオレ、3年前に骨髄炎になっちゃってさぁ・・」
「うん・・・歯が原因で?」
「そう・・・親知らずが虫歯になって、でも痛くないから
放っておいたら下顎の骨が痛み出してさぁ・・」
*骨髄炎:細菌が骨髄に入って増殖し、炎症を起こした状態
「それで?」
「近くの歯医者行ったら、もうこれどうしようもないって・・・」
「じゃ、大学病院、紹介されたの?」
「うん、そこで下顎の骨を部分的に切り取らなきゃ
いけないってことになって入院で手術だよ」
「それは大変だったなぁ。。。」
いかがですか?
最近は、テレビや雑誌、インターネットなどでも
虫歯菌や歯周病菌の恐ろしさを伝えて
くれるようになりましたが、こんなケースも決して
珍しいわけではありません。
たかがむし歯、たかが歯周病と云っていると、
前述のMくんのような骨髄炎を起こしたり
菌が血管を通って心筋梗塞や脳卒中の原因になったり・・
ということもあるのです。
Mくんは、それ以降は心を入れ替え(!?)
半年に1度は必ず歯科で検診を受け
1日に3回、夜は30分ぐらい(!)歯磨きを
慣行しているそうです。
ご家族にはそれをみて「まだやっているの~?!」
といつも言われるそうです。苦笑
でも本当に歯の痛みを味わった人はこうなりますし
(私もその1人です)
そんな大事になる前にみなさんにもきちんと
歯のケアをしてほしいと思っています。
歯は大切な身体の一部であり、
一生使っていくものですからね。(^^♪