ジーンズの色落ち
こんにちは。
目白バイオインプラントセンター・田中歯科クリニック
の田中宏和です。
私は普段、仕事の臨床着と寝るときのパジャマ以外は
革ジャン、ジーンズ、ブーツというアメカジの王道(?)
であるスタイルで過ごしています。 笑
そこで本日はジーンズの色落ちについてです。
色落ちだって?
そんなの普通に穿いて汚れたら洗濯したらいいんじゃないの?
と思われたそこの貴方・・・
正解ですっ! 笑
以前にも書きましたが、ジーンズの色落ちはその穿いている
人のライフスタイルに合った落ち方をしてきます。
例えばカウボーイだったら馬に乗ることが多いので
お尻の部分が真っ白に、膝上あたりに馬に跨る姿勢の
ままの線が刻み込まれます。
昔の炭鉱掘りの作業員はその作業のままの色落ち、
労働の汗と動きで、スレるところはスレて
テンションの掛かる部分はそのまま薄く色落ち
してくるのです。
ジーンズは元々、作業着ですからね。。
昔の労働者がほとんど洗濯をせずにジーンズを
穿き続けた結果、色落ちした部分とそうでない部分の
コントラストが美しい!
と評価され、今日のジーンズ・ブーム
になっているわけですね。。
その昔に閉鎖された炭鉱から見つかったボロボロの
破れたジーンズは今はマニアの間で数百万円で
取引きされています。
アメカジ仲間も神経質に色落ちに拘るのはなんか
かっこ悪いけど、やっぱりジーンズは色落ちしてナンボ
だよね・・・と口には出さないけれどみんなそう思っている
はず・・・?! 笑
まず色落ちの用語(?)の話をしますね。
左の画像の股の部分は立ったり座ったりを
繰り返してできる線で「ヒゲ(髭)」と呼ばれます。
右の画像は主に屈伸のような動きをした時にできる
ひざ裏の「ハチノス(蜂の巣)」と呼ばれています。
この2つを知っているだけで
「お、できるな!」と思われること必至!?
(思われたくないですか??笑)
これらのスジというか線やアタリがハッキリと
ついてくるのは、通常3か月以上経過してからです。
(もちろん穿いている時間や動きによって違います)
左の画像が新品、右は私がおよそ3年ほど穿きこんだ
ものになります。
新品の時は一緒でも穿く人によって全く違う表情を
見せてくれるのがデニムの最大の魅力です。
汚れたり擦れたり破れたりしてもアジになる・・・
こんな服はデニム以外にはないですよね。。
さすがに私の年齢では破れたらリペアしてもらいますが・・
20代の頃なら破れも「若さ」というアジになったの
ですがもうさすがに・・・・・笑
なので、買って最初の3か月間はやはりできるだけ
洗濯しない方が良いでしょう。
そうやって頑張って(?)穿きこんで
一度アタリや線がついたらこっちのもの!?
色落ちした部分としていない部分のコントラストの比率
はその後はある程度頻繁に洗濯しても変わりません!
しかし、そうなると気になってくるのは匂い・・・
近くにいる人に悪臭をまき散らし多大な迷惑を
掛ける結果になりかねないので、そこはファブリーズを
使って陰干ししたり、どうしても匂いが気になってきたら
諦めて洗いましょう。
1990年代のジーンズ・ヴィンテージブームの時は
「もう1年間も洗ってないよ~」と自慢げに言っていた
ツワモノもいましたが・・・
近寄りたくもないですよね。 笑
なので新しいジーンズを下して穿きはじめるのは
あまり汗をかかない冬がよさそうですね。。
以上、ほとんどの人には全く役に立たない
歯科医のジーンズ講座でした・・・笑