インプラントは欠損部を補うだけではなく他の歯を守ることを証明した症例
24年経過したインプラント症例
術前のレントゲン
術後のレントゲン
現在のインプラント
24年前の咬合面写真
治療前
治療後
患者さまの主訴 | 左下の最後臼歯が欠損で⑤⑥7のブリッジが 装着されているが、最近特にこちら側で噛みにくい。 右側と同じように噛めるようにしたい。 |
---|---|
治療内容 | 左下6番がかなりヘタっており、これを抜歯して 大臼歯6、7部にインプラントを埋入する。 |
患者さまの年齢 | 治療開始時56歳、 現在は80歳。
|
患者さまの性別 | 女性 |
治療期間 | 抜歯後2か月置いてからインプラントを 埋入したためトータルで5か月。 |
治療にかかった総額 | 785400円 |
治療する際に起こる メリット |
自分の歯と同じようにしっかりと力を 入れて噛めるようになる。 ブリッジよりも食片が挟まりにくい。 |
治療のリスク | チタンアレルギーのある方。 (ほとんどいません) インプラントを埋入する骨が足りない場合は 骨補填などを行う必要がある場合もある、 また、極端に骨が無い場合はできないケースも ある。 |
術後の経過・現在のご様子 | 治療後、ずっと半年に1度の健診やチェックを していたが、左側で噛めるようになり 右側の負担も今までよりも減って この治療以外はほとんどいじっていない。 ただ、ここ数年で認知症になられ、 外出にはお嬢様の付き添いが必要なため 通院が1年空いたり、2年空いたりすることも 増えてきた。 食片は歯肉が全体的に下がってきており 挟まりやすくなっている事以外は 順調に噛めているとのこと。 もうインプラントを入れて25年目になります。
|
歯科医師よりひとこと | 正直な話、インプラントは人体にとっては 異物なので、どうしても人によっては合わない 場合もあります。 この患者さんの場合は25年目ですが、 骨の吸収も全く無く、完全に身体の一部として機能して くれています。 また、弱かったところへインプラントを入れたことで 他の歯へ掛かる負担を軽減することができて 結果的に他の歯をしっかり守ってくれることに なるということを長い年月で証明してくれたケース だと思います。 |