前歯が生えてこないので窓開けしたケース
右上の歯が1本生えてこないためレーザーにて窓開け、萌出したケース
施術前の写真
術直後
術後1か月
術後4か月
治療前
治療後
患者さまの主訴 | 9歳の男の子。お母さまが、左上1が萌出してから 半年以上も経過したのに、右上1がまだ萌出して来ない。 大丈夫なのかと来院。 |
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治療内容 | レントゲンにて右上1が顎骨内にあるのを確認。 骨の中で隣の永久歯が萌出を阻害している可能性、 歯肉が厚いので、出て来られない可能性を考え、 萌出障がいであると説明。 まずは、レーザーにて窓開けを行い、 それでも出てこないようなら、矯正の力で 引っ張り出す必要もあるかもしれないと話した。
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患者さまの年齢 | 9歳 |
患者さまの性別 | 男性 |
治療期間 | 1日。(施術時間は麻酔を除いて5分程度) その後、4か月の経過を追った症例です。 |
治療にかかった総額 | 9歳なので医療保険を使えるため無料 |
治療する際に起こる メリット |
本来、左右の相対する前歯は同時期に萌出して 生え揃って行くのが理想。 そうでないと歯並びや咬み合わせに支障を 来たしてしまう。
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治療のリスク | 9歳なので、本人が治療の必要性と内容を 理解できれば特にリスクは無し。 しいて言えば、麻酔の注射が初めてなので 手などで少しだけ麻酔薬を入れて アレルギー反応が無いかを確認してから 行う必要がある。 |
術後の経過・現在のご様子 | 術前、術直後、1~4か月後まで 経過を追ってみた。 萌出させた当初は、歯が捻転気味だったが 4か月経過した今はだいぶ改善されてきている。 |
歯科医師よりひとこと | 片方の永久歯が生えたのに、もう片方はずっと 生えてこないケースは時々あります。 先天的な欠損や顎骨の中で臨在歯が萌出を邪魔している ケースや歯肉が厚いケースもあります。 レーザーで少し窓開けをしてあげれば、解決する ケースも多いです。 麻酔を除いて5分も掛からずに終わり、縫う必要も ありません。 また、タイミングを逃すとずっと顎骨に 留まったままになってしまうことがあります。 小児の場合も定期的に歯科医院を受診し 必要に応じて対処しないともっと大きくなった時に 後悔することもあります。 |