学会・検討会・歯科医師会

学校歯科医会

こんにちは。

目白バイオインプラントセンター・

田中歯科クリニックの田中宏和です。

 

先日、豊島区歯科医師会館に於いて

学校歯科医会が行われました。

豊島区内公立の主に小、中学校の

(一部 幼稚園や高校、ろう学校も含む)

学校歯科医を担当する20数名の連絡会と

勉強会になります。

 

子どもたちの口腔内の状態は、

健康状態も含めて生活環境も大きく

影響しています。

おやつのダラダラ食べをしているために

多数歯のむし歯を持っている生徒、

あるいは、そういった環境を注意しない、

歯科医院にも行かせない親御さん

・・・ネグレクト(育児放棄)と呼ばれます。

歯科検診ではそういった児童がいないかどうかを

確かめる場にもなります。

 

私はその他に幼稚園1つ、保育園3つの

歯科検診を担当しておりますが、

学校歯科医の場合は、その他に

教室で歯の授業を行う歯科講話や

先生や保護者の方々と行う保健委員会の

参加、歯科衛生士が主導で行う歯磨き指導など

学校へ赴く機会も多いため、

普段の生徒たちの生活や状態を把握しておく

必要があるのですね。

 

例えば、今は病気や怪我で長期入院している

生徒がリモートで授業を聴く時に、

きちんとその生徒の机を用意してその上に

モニターを設置して、一緒に授業を受けている

ようにする工夫がなされたりもしています。

(ですから手を挙げて発言することもできます)

昔では考えられないですね~(^^♪

 

また、今年度から某広告代理店の発案で

あるお菓子の会社のキシリトール入りの

ガムを給食後に1枚ずつ支給して、

キシリトールのむし歯予防効果を理解してもらう、

生徒たちの歯及び口への関心を高め、

う蝕(むし歯)予防の啓発に繋げよう、

という試みが実施されることになりました。

 

このように時々、学校歯科医が集まって

知恵を出し合い、生徒たちに歯の大切さを

知ってもらおうと日々 考えているのです。