歯科医師国家試験について
こんにちは。
目白バイオインプラントセンター・
田中歯科クリニックの田中宏和です。
今年2023年の歯科医師国家試験が
今週末、1月28日、29日の2日間に
亘って行われます。
今回は116回目だそうで、
私が受験した時は86回目でしたから
ちょうど30年前になるのですね~
しかし、いまでも当時の独特の緊張感は
はっきりと憶えております。
以前にも国家試験の話を書きましたので
よろしければこちらもご覧になって
くださいませ。
今はどんなシステムなのか
よく調べていませんが、
(ほとんど変わっていないと思います)
私たちの頃は歯科大学(歯学部)に6年通い、
卒業試験を合格した人のみが、
国家試験を受けられる事になっていました。
(もちろんそれ以外のテストや実習の単位も
取得していないと卒業試験を受ける資格も
得られません)
卒業試験を通らなければ
もう一度6年生をやることになります。
(卒業試験を通ったのに国家試験に落ちた
場合は1年間、国家試験浪人になります)
普通の大学の学部と大きく異なるのは、
歯科大学の場合、留年したら
取得した単位であっても全て取り直しです。
各大学は国家試験の合格率を上げることが
自身の大学の優秀さを計る大きな目安になり、
入学したい受験生も優秀な人が増えるわけ
ですから、すごく重視します。
この合格率が悪いと、歯学部長のクビが
飛ぶとか・・・そんな噂も。。
だからと言って、6年生をあまりたくさん
留年させてしまうと、今度は文部科学省から
チェックが入るようです。
なので、6年生になってからは、ほとんど
国家試験対策の予備校と化す歯科大学も
多いのです。😿
前にも書きましたが、54歳になった今でも
年に数回、国家試験の夢を見るのです。
あそこをもう一回、復習しとこうと思ったが、
余裕で過ごしていたら、あっという間に
なぜだか試験会場に着いており、
「あ~、どうしよう!」
な~んてところで目が覚める・・みたいな。(笑)
なんでこんな話を書こうかと思ったか・・・
先日、法事で久しぶりに会った姪が
歯科大学の5年生で、毎日大変だ!
という話を聞いて、30年前の自分を
思い出したからなのでした。。
自分がもしもう一回あの1年間をやれと
言われたら嫌かもなぁ・・・
受験生のみなさん、ぜひプレッシャーに負けずに
頑張ってください。
歯科医師の仕事は患者さんに感謝して
いただけるとてもやりがいのある
素晴らしい職業だと思います。
無事に合格して一緒に歯科業界を
盛り上げていきましょう。(^^♪