学術講習会
こんにちは。
目白バイオインプラントセンター・
田中歯科クリニックの田中宏和です。
先日、豊島区歯科医師会館でおこなわれた
学術講習会に参加してきました。
楽しみではあったのですが、
平日の診療を終えてグッタリ疲れた
あとの2時間ちょっとの講習会。。。(-_-;)
さすがに行く前は少し躊躇してしまうのですが、
本日の講師は歯科医界で最も有名な先生の
うちの1人、東京SJCDの最高顧問
山崎長郎先生です。
私も何度も講習を受けたことはあるのですが、
毎回、スケールの大きい症例の数々に
圧倒されます。(^^♪
山崎先生は７５歳だそうですが、
未だ現役バリバリで、今は青山で
開業されています。
未だ健康保険証を使ったことがない！
と自慢されていました。笑
場所柄 芸能人の患者さんも多く、
ここにはもちろん書けませんが、
おもしろおかしくエピソードを
話してくださいます。(^^♪
山崎先生の診療ケースは
歯科医界の発展の歴史そのもの！
というのが今回、拝聴した率直な感想です。
医学はもちろん日進月歩ですから、
３０年前には最新と言われ、
流行していたテクニックや
歯科材料が今では考えられないものも
多数あります。
当時は最先端だった技術を駆使して
自信満々だったケースが１０年後、２０年後に
無残な状態になり・・・のようなケースを
ご自身の失敗症例として
きちんと話してくださるのも
山崎先生の余裕とスケールの大きさを
感じますね。。。
もちろん昔も今もベーシックな部分は
変わらないのですが、高度なテクニックや
最新と言われる歯科材料ほど
その時はうまく行っても（行ったようにみえても）
長い時間の経過を
経てみないと本当にそれが良かったのかどうか
ジャッジできないですからね。。。
また全く同じようなケースであっても
この人にはうまく行ったけど、
あの人には結果的に合わなかった・・・
なんてことは、私もいち臨床家として
数えきれないほど経験しております。。
2時間くらいの講習では、
詳細なテクニックなどの話はもちろん
ありませんでしたが、
開業していると、他の先生の症例をみる
機会もないのでこういう講習会は
やはり面白いですね～
そして毎回、何かしらの気づきがあります。
細かい歯科の話は歯科医同士でするとして。。。
それ以外で心に残った言葉は・・・
どんな仕事でもそうだと思いますが、
継続していくこと、
信念がブレないこと、
そして自身が健康でタフであること、
を山崎先生は最後に繰り返し
強調されていました。
いろんな意味でとても有意義な時間を
いただきました。(^^♪