プライベート

さようなら! トリトン

こんにちは。

目白バイオインプラントセンター・田中歯科クリニック

の田中宏和です。

 

先日、アイメイト(盲導犬)のトリトンについて

書かせていただきました。

よろしければこちらもお読みになってみて下さい。

 

http://www.t-shika.jp/blog/post-80/

 

ブログに書いてあるように、3月21日の午前中に

トリトンは新しいご家庭のところへ旅立ちました。

ノブさん、ミチピンの胸の内を思うと

私も苦しくなってきます。。

 

私も娘もお付き合いは短い間でしたが、

トリトンの大ファンでした。

そこで自分の記録にも残しておきたいと考え

トリトンが旅立った日の夜にFacebookにノブさんが

書いた手記をノブさんの許可を得て

ここで発表させていただきますね。

 

 

「卒業」


2006年3月16日生まれのトリトン号、

本日午前アイメイトとしての仕事を全うし無事に卒業した。
俺の目として、友として、家族の癒やしとして

約8年間尻尾全開で活躍、

本当に多くの出会いと笑顔をもらった。
今は涙と鼻しか出てこないが、トリトンの未来を

心の底から応援しながら、俺も再びまだ見ぬ

アイメイトと共に生きていく。


「ノブさんにとってトリトンはどんな存在ですか?」...


彼をいただいてから何度も何度もそう問われてきた。
問われる度に俺の答えは違っていたが、

それは同時になんの偽りもない正直な気持でもあった。


そして、今の俺の答えは
「トリトンは俺にとって“光”」である。
俺の目に再び光を与えてくれた。
俺の進む道の先に光を与えてくれた。
俺に関わる多くの人々にも光を与えてくれた。
そして、これから先も今まで以上にたくさんの

柔らかな光を注ぎ続けてくれるだろう。


写真は、アイメイトとしてのトリトンの

ストウォーク、わが家の前を左右に走る

歩道上で撮影したもの。


1枚目が俺とトリトンの歩行中の姿。


2枚目が俺とミチピンとトリトンの3人。


3枚目、アイメイトのチェーンカラーを外し赤い

ハーフチョーク首輪に着替えたトリトン。


そして、4枚目がトリトンを見送る俺とミチピン。


トリトン、もう一度言わせてもらう。


「今まで本当におつかれ様!そして、ありがとう!

 これからもずっと元気で!」

ノブさんの万感の思いが伝わってきますね。。

 

コメント欄である方が

「神様は犬の寿命を作り間違えてしまったのでしょう。

 アイメイトの使用者は何頭ものアイメイトを

 見送らなくてはなりません・・」

というのがありました。

そうですよね・・・私もそう思います。

 

数日前にノブさんとお話をした時、

「新しいご家庭にたまに会いに行くのはダメなのですか?」

と聞いてみました。

もし自分だったらきっと会いに行ってしまうから・・・

それに対してノブさんの答えは

「規則でダメということはないんだけど

 トリトンが迎えに来たと思ってしまうから・・」

というものでした。。

 

1枚目の写真・・・ラストウォークの中、ノブさんは

何を思い、いつもの通り慣れた道を辿ったのでしょう?

 

2枚目の写真・・・ノブさんとミチピンがこんな顔を

しているのを見たのは初めてです。。

切なくて私も泣いてしまいそうです。

 

3枚目の写真・・・アイメイトの証であるチェーンカラーを

そっとはずしたノブさんの胸には万感の思いが

よぎったことでしょう。

 

4枚目の写真・・・助手席からノブさん、ミチピンを

じっと見つめるトリトンの切ない瞳。。彼もうっすらと

お別れが分かっていたのかもしれないですね。。

 

トリトン・・・私も娘も短い間のお付き合いだったけど

素敵な思い出をありがとう。

そして娘と私にもたくさんの光を与えてくれましたね。

トリトンの新しい生活に幸あれ!

そしていつまでも元気でね(^^♪