インプラント

ソケットリフトにより上顎臼歯部にインプラントを埋入したケース

ソケットリフトによって人工骨を足してインプラント

術前の義歯が装着された口腔内

術前の義歯が装着された口腔内

CTレントゲンによる術前の検査

CTレントゲンによる術前の検査

骨補填と同時にインプラント埋入したレントゲン

骨補填と同時にインプラント埋入したレントゲン

4か月後の2次オペ時のレントゲン

4か月後の2次オペ時のレントゲン

治療前

治療前

治療後

治療後

患者さまの主訴

左上の大臼歯部2本の欠損。

他院にてインプラントは不可能と言われて

取り外しの義歯を作ったがあまり使えていない。

なんとかしっかり噛めるようにしてほしい。

当院の患者さんの紹介で来院。

治療内容

パントモ画像で垂直的距離が2~3mmほどあったので

おそらく初期固定もできるし、ソケットリフト法を

用いればインプラント修復が可能である。

本人も取り外しでないインプラントを希望したため

実施した。

 

患者さまの年齢

治療当時53歳

現在68歳

患者さまの性別

女性

治療期間

4か月。

インプラントが定着するまで4か月経過する必要が

あるため。

治療にかかった総額

インプラント1本 392700円×2

プラス 人工骨 55000円

総額 840400円(税込み)

治療する際に起こる
メリット

骨が少なくても人工骨を増設することにより

インプラント埋入が可能。

また、サイナスリフトと比べて

患者さんの侵襲が少なく、骨が造れる。

治療のリスク

上顎洞へインプラントを落としてしまう危険が

ある。

過去に上顎洞炎(副鼻腔炎)の既往がある方には

できない場合もある。

人工骨を足すために、骨の素材が体質に合わない

可能性がある。

術者の技量によって成否が変わってくる。

術後の経過・現在のご様子

術後、腫れも痛みもほとんどなく

4か月でファイナルの歯が完成。

15年経過しているが、特に問題なく

噛めているし推移してきている。

歯科医師よりひとこと

ソケットリフトはサイナスリフトと比較して

患者さんへの侵襲が少なく手術時間も短く

行えるため、ケースによっては非常に有効な

術式です。

ただ、上顎洞の粘膜を押し上げるため、

普通に骨のあるところへインプラントを埋入する

ケースと比較すると、それなりのリスクは

伴いますので、術前にしっかりと検査し

場合によっては耳鼻科医と連携する必要も

あります。

このケースでは、患者さんがきちんとメインテナンスに

通っていただいているので、15年間問題なく

使っていただいております。