インプラント

顎堤の無い安定しない下顎の総義歯をインプラントをアンカーにしたケース

インプラントを義歯のアンカーにしたケース

Oリングを装着した口腔内

Oリングを装着した口腔内

Oリングをカチン!と留める義歯の裏側

Oリングをカチン!と留める義歯の裏側

義歯を装着した口腔の正面観

義歯を装着した口腔の正面観

訪問診療した際の現在の状態 歯肉はだいぶ下がっています

訪問診療した際の現在の状態 歯肉はだいぶ下がっています

治療前

治療前

治療後

治療後

患者さまの主訴

初診時 残存歯は下顎の3本のみ。

全てグラグラで、義歯も持ってはいたが使えていなく

現在では、流動食のような柔らかいものしか

食べられない。

なんとか噛めるようにできないか?

治療内容

顎堤が薄くてこのまま総義歯を作っても

安定しないことが予想される。

残存歯の3本を抜歯して、比較的骨のある

前歯部に3本のインプラントを埋入して

義歯のアンカーにするためOリングを取り付ける

治療を提案した。

2本でも安定しますが、より安定を求められたため

3本入れました。

患者さまの年齢

治療時は66歳。

現在は89歳。

ずっと定期健診にいらしていたが3年ほど前から

もう通院は不可能なため、定期的に

訪問診療をして、メインテナンスをしている。

患者さまの性別

女性

治療期間

3か月半

治療にかかった総額

392700円×3本で

トータル117万8100円。(税込み)

抜歯や義歯のメインテナンスは保険診療にて

行っています。

治療する際に起こる
メリット

前歯部の骨も薄すぎれば、インプラントは

できない。

あと、高齢になった際に、きちんと

メインテナンスができないとインプラント周囲に

プラークや歯石が付着し、歯肉の炎症が起こったり

義歯が装着できなくなってしまったりする。

治療のリスク

インプラント自体が体質に合わない方も

稀にいらっしゃいます。

術後の経過・現在のご様子

全て3か月半で終了し、今までとは全く違って

いろんなものを噛めるし、食べられるようになった。

プラークや歯石が付きやすい体質だったので

以降、20年間はほぼ毎月定期健診に

いらしていただいていた。

しかし、高齢のため通院が不可能になったため

豊島区歯科医師会の運営するあぜりあ歯科診療所と

連携して、義歯が痛い時などは私が訪問診療し、

その他に月に1度、あぜりあ歯科の衛生士に

口腔ケアで訪問してもらって、綺麗な状態を保つように

している。

歯科医師よりひとこと

治療時から23年が経過しているが、

インプラントはしっかりと機能している。

メインテナンスをしっかり続けておられるから

安心してみていられます。

今でも訪問診療に伺うと

「あのと時、思い切って先生にインプラントをやってもらって

 本当に良かった。今でも何不自由なく食べられます」

とおっしゃっていただいています。