学会・検討会・歯科医師会

IKBスタディ・グループ

こんにちは。

目白バイオインプラントセンター・

田中歯科クリニックの田中宏和です。

 

豊島区歯科医師会の中で若手(!?)歯科医師に

よるスタディ・グループに入っております。

名称はIKBで間違いなく某アイドルグループの

パクリですが、Iは池袋を意味します。。

 

豊島区歯科医師会の理事を引き受けてから

早2年・・・会務等も多く、最近はさぼりがちでしたが

先日、だいぶ久しぶりに参加してきました。

さて、これはいったい何でしょう?

 

ドイツからやってきたコンピューター制御による

歯の修復物(かぶせもの、詰め物)を設計、製作する

システムでセレックといいます。

 

従来の技工物は、形成する(歯を削る)→歯型を採る

→石膏模型にする→技工士さんが手作業で技工物を作成

という手順で行います。

 

それをセレックを活用すると歯型を採る必要がなく

口腔内にCCDカメラを走らせ、窩洞の形や

対合歯などをコンピューター上で把握し

データを送るとそれでできてしまうわけです。。

コンピューターに情報を入力し

待つこと10数分・・・

できたセラミック・クラウンがこれです。

もちろん人それぞれでかみ合わせや顎運動の軌道は

異なりますので、口腔内での微調整は必要になりますが

これはホントにすごいですね~!

 

実は、このセレック、最近できたものではなく

20年ほど前から存在はしていたのですが

当時はまだまだ・・・な部分も多かったのですが

だいぶ改良されてきたようです。

 

もちろん基本的には保険外の技工物が対象となります。

将来、ウチにも導入できたらいいなぁ~と

クッシー先生をうらやましく、そして羨望の眼差しで

見学していた私なのでした・・・笑