歯科治療

オルソパントモグラフィー

こんにちは。

目白バイオインプラントセンター・

田中歯科クリニックの田中宏和です。

 

もうすっかり外に出ると秋の風ですね。

松田聖子の「風立ちぬ」を口ずさみながら(?!)

歩いていると金木犀の香りが漂ってきたりして・・・

 

本題に入りますね。

当院では初診時に、「痛い所だけを治してほしい」

とおっしゃる患者様以外は
パノラマとも呼ばれるオルソパントモグラフィーの

レントゲン写真を撮らせていただいています。



もちろん、3次元のものを2次元で表しますので、

像のゆがみや重なりもあり
実寸とは違う場合も多いのですが、これにより

その方のむし歯の有無はもちろん口腔内の

歯槽骨や上顎洞の形態や顎関節の状態が一目で

把握できるものなのです。

また、どこか一部に不具合がある場合でも、

全体像を見ることによって
そうなってしまった原因が他の場所にあることが

発見できたりもします。

今のところ何も問題がない場合でも、

将来的に起こりうるであろう事態も予測できたりします。

さらに、治療前、治療後に撮影することにより

経過の観察にも非常に有効なのです。

以前にも書きましたが、「悪くなってから歯科医院に行く」

のではなく
「悪くならないように予防する」ことを強く

お勧めしておりますので
私はこのオルソパントモの説明を必ずして、

それぞれの患者様にご自身の現在の状態や
今後の見通しをきちんと把握していただけるよう、

心がけております。



この方は、現在6歳、

将来の歯並びをお母様が危惧されており、

後継永久歯の観察をするために撮影しました。

続々と作られて準備している永久歯の姿が映し出されていますね。